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【簿記初級】入門編・前編(基本〜決算)ざっくり全体を把握しよう!

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こんにちは、Hassyです。

現在、僕は簿記にチャレンジ中です!

簿記初級から始め簿記3級の取得を目指してます。

試験日:2021年2月28日
試験科目:簿記3級
学習期間:約3ヶ月

簿記の試験などについては〝簿記-商工会議所の検定試験〟

 

使用する参考教科書

『ふくしままさゆきさんのホントにシリーズ』

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ホントにゼロからの簿記3級(Kindle本)

『ふくしままさゆきさんのYouTube』

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Hassy
Hassy
簿記について、ど素人が挑戦します。参考教科書の復習をかねて、ブログはアウトプットしています!同じように簿記にチャレンジする人がいたら一緒に頑張りましょう!

 

 

 この記事は

簿記初級の内容で、全体をざっくりとイメージできるようになります。今回はその前編となります。

簿記と会計の違い

簿記の5つの概念

仕訳とは?

 

参考教科書をもとに簿記の全体像をまずは掴んで理解していきます。そこで、【前編・後編】にわけてまとめていきます。

 

では、まずは簿記って何か?を説明していきます。

 

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簿記って?会計と何が違うの?

会計学とは?

企業の取引・活動(仕入、生産、販売、給料支払いなど)に帳簿を記入することとそのルール
その帳簿を世間一般の人(銀行、税務署、株主など)に見せることとそのルール
企業内での様々な管理のために用いられる数値データを計算することとそのルール

簿記とは?

会計学の1分野であり、経理やデータを利用する人のために、企業の行った取引・活動を帳簿につけること

 

めちゃくちゃ簡単に言うと、簿記は会計学の1分野

会計学のイメージ図

会計学のイメージ図

 

簿記とは上記の会計学の事を帳簿につけること

つまり、

経理やデータを利用する人のために、企業の行った取引・活動を帳簿につけること

 

次は、企業の帳簿「複式簿記」について理解していきます。

 

複式簿記とは?

 

複式簿記とは?

「勘定科目」と「金額」が左右で一組の様式になっていること

 

企業の帳簿は

「勘定科目」と「金額」左右で一組の様式(複式)になっている

・複式簿記の記入例

(借方)(貸方)
日付勘定科目金額勘定科目金額
1月20日普通預金200,000売上高200,000
1月22日清掃費3,000普通預金3,000
1月22日食料費4,500普通預金4,500
1月25日衣料品費9,000未払金9,000
1月28日諸口30,000普通預金30,000
1月30日支払家賃60,000普通預金60,000

 

上記のように日々の取引を「借方」(左)・「貸方」(右)に記帳しなければいけない。

 

暗記しかない!とにかく覚えよう!

左側を借方(かかた)→「り」の払いが左側だから、借方

右側を貸方(かかた)→「し」の払いが右側だから、貸方

※覚え方はひらがなの「り」と「し」の払いの方向で覚える

 

次は簿記・会計の「5つの概念」について理解していきます。

 

簿記・会計の5つの概念

5つの概念

 

簿記・会計の5つの概念

資産
負債
純資産
費用
収益

簿記・会計には5つの概念があるので、必ず覚えよう!

覚え方は

【資産=負債+純資産

あとは費用と収益】

 

形をそのまま覚えよう

資産負債純資産
費用収益


仕訳をする場合の借方・貸方の仕訳る場所を意味しています

概念と同時に形も一緒に必ず覚える

※資産・費用は借方、負債・純資産・収益は貸方の勘定科目に記入する

 

資産

会社にとって資産とは、財産や権利など

イメージとしては「持っているとプラスなもの」

例:現金、預金、債権(売掛金、未収入金、貸付金など)、商品、株式、土地、建物、備品(机、パソコンなど)

※売掛金とは…商品をツケで売って、まだ代金を回収していない段階の「ツケ代金を請求できる権利」、お金ではなく権利(債権)

※未収入金とは…商品以外のものを販売したときの「ツケ代金を回収できる権利」、お金ではなく権利(債権)

 

負債

会社にとって負債とは、マイナスの財産や義務など

イメージとしては「持っているとマイナスなもの(つまり、背負っているもの)」

例:借入金(借金のこと)、買掛金、未払金など

※買掛金とは…商品をツケで購入して、まだ代金を支払っていない段階の「ツケ代金を支払わなくてはならない義務」、お金ではなく債務

※未払金とは…商品以外のものを購入したときの「ツケ代金を支払う義務」、お金ではなく債務

※借入金自体もお金ではなく、法律上の債務

 

純資産

純資産とは、資産と負債の差額

例:資本金

 

費用

費用とは、経費のイメージ

例:家賃の支払い(支払家賃)、電気料金(水道光熱費)、電話代(通信費)、給料など

 

収益

収益とは、収入のイメージ

例:売上高、手数料収入、配当収入など

 

次は簿記において、企業活動つまり、取引とはどのように考えているか?を理解します。

 

取引(企業活動)での考え方

簿記の全ての取引(企業活動)の考え方

どの勘定科目で表現するか?

その勘定科目は5つの概念のうちどれに該当するか?と同時に増加(発生)・減少するか?と考える

 

例:「お金を受け取った」場合

お金の勘定科目は「現金」

現金は「資産」に分類され、受け取ったので「増加」と同時に「現金という資産の増加」であると考える

 

次は、実際に仕訳とはどんな感じで行っていくのかつくってみます。

 

仕訳をつくってみる

仕訳をするときのルール

簿記・会計の5つの概念の増減により「借方」or「貸方」のどちらかに記入

 

【資産・負債・純資産】の場合

資産負債純資産
増加①借方②貸方
減少③貸方④借方

 

資産が増加 「借方」
負債・純資産が増加 「貸方」
資産が減少 「貸方」
負債・純資産が減少 「借方」

 

【費用・収益】の場合

費用収益
増加(発生)①借方②貸方

 

費用が増加(発生) 「借方」
収益が増加(発生) →「貸方」

 

例:「100万円の土地を現金で買った」場合

①【考え方】
土地という資産の増加は借方へ
現金という資産の減少は貸方へ

②【借方・貸方に仕訳】

(借)土地1,000,000(貸)現金1,000,000

 

 

借方・貸方をセットにしたものを『仕訳』という

※仕訳は借方の金額と貸方の金額は必ず一致する

 

次は、例題を使って仕訳をしていきます。

 

仕訳に慣れる

例題1:「9百万円のビルを購入した(明け渡しも受けた)。代金は現金で支払った。」

(借)建物9,000,000(貸)現金9,000,000

(建物という資産が増加し、現金という資産が減少)

 

例題2:「9百万円のビルを購入した(明け渡しも受けた)。代金は月末払いとしたため、まだ払っていない。」

(借)建物9,000,000(貸)未払金9,000,000

(建物という資産が増加し、ツケ払いの債務(未払金)という負債が増加)

 

例題3:「月末になったため、上記の例題2の代金を普通預金から支払った。」

(借)未払金9,000,000(貸)普通預金9,000,000

(普通預金という資産が減少、その結果未払金という負債が減少)

 

例題4:「5百万円の土地を購入した(明け渡しも受けた)。代金のうち2百万円は現金で支払い、残額は月末払いとしたためまだ払っていない。」

(借)土地5,000,000(貸)現金2,000,000
(貸)未払金3,000,000

(土地という資産が増加、現金という資産が減少、ツケの債務(未払金)という負債が増加)

 

簿記・会計での「取引」とは5つの概念の増減を伴うもの

・◯「現金が盗難された」は現金の減少を伴うので取引
・×「取引先と売買契約を交わした」は5つの概念の増減を伴わないので取引ではない
・◯「その後、実際に売買を行えば」それが取引
・◯「倉庫が火災で焼失した」は取引

 

以上で、前編を終わります。おわりに前編を簡単にまとめます。

 

まとめ:【簿記初級】入門編・前編(基本〜決算)ざっくり全体を把握しよう!

まとめ

今回ご紹介した『簿記初級】入門編・前編(基本〜決算)ざっくり全体を把握しよう!』はいかがだったでしょうか?

 

まとめ

簿記とは会計学の1分野
企業の取引・活動を帳簿につけるのが簿記
企業の帳簿は「勘定科目」と「金額」左右で一組の様式(複式)
簿記・会計の5つの概念(資産・負債・純資産・費用・収益)
簿記を仕訳するときの考え方

①どの勘定科目で表現するか?
②その勘定科目は5つの概念のうちどれに該当するか?と同時に増加(発生)・減少するか?を考える

仕訳には「借方」と「貸方」がある(5つの概念の増減によりどちらに記入するか決まる)
取引とは5つの概念の増減を伴うもの

 

ではまた、Hassyでした。

次回『簿記初級】入門編・後編(基本〜決算)ざっくり全体を把握しよう!』でお会いしましょう!