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【要約】大人のための読書の全技術【齋藤孝著】中田敦彦推薦

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Hassy

今回はTVでお馴染み、齋藤孝(サイトウ タカシ)先生の『大人のための読書の全技術』を解説します。

齋藤孝先生はテレビ出演だけでなく、NHKのEテレ「にほんごであそぼ」総合指導もしています。

著者:齋藤孝

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育研究科学校教育学専攻博士課程等を経て、現在、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。

著書『声に出して読みたい日本語』がシリーズ260万部のベストセラーとなり日本語ブームを作った。その他多数。

令和時代を生きる社会人の方はもちろん!学生の人にも必須の内容となっています。

こんな人におすすめ
  • 読書の知識を生かしたい
  • もっと早く本を読めるようになりたい
  • 積読した本がたまってる…

といった読書が大事なのはなんとなくわかるけど、いまいち上手く活用できなかったり、読まずに積読しちゃってるにはオススメです。

ちなみにYouTube大学の中田敦彦さんもオススメしてます。

中田敦彦

これが凄いですよ!私がこうだろうなって思ってた技術と齋藤さんの技術がカッチリかみあった瞬間が何度もありまして・・・僕も納得のピックアップセレクションをお届けしたい・・・

出典:中田敦彦のYouTube大学

本書の結論をお伝えします。

本書の結論

大人のための読書の全技術】を身につけてください

急激に変化していく現代社会では、もはや学生時代に身につけた知識や情報だけでは対処しきれなくなってるのです。

お客様から信頼される営業マンになるためには、能力を高めて出世するためには、限られた時間の中で多くの本を読む『読書の技術』が欠かせないという内容です。

生きた知識を身につけ、最も効率的に吸収できるのが『本』です。そういう意味でも読書は社会人(大人)にとって必要不可欠なものです。

著書の内容を知りたい人

社会人(大人)にとって「読書の技術」が大事なのはわかったから具体的に教えてよ!

今回はこんな3段構成でお伝えします。

今回の解説内容
  • 大人のための読書の全技術」とは?
  • なぜ、読書技術が必要なのか?
  • 読書技術を身につける方法3つ

こんな流れで読書の全技術を知る~身につけるまで話を解説していきます。

大人のための読書の全技術とは?

大人のための読書の全技術=『仕事に応用できるようにたくさんの本を、精密に読み込む方法

読書の全技術

  • 1.速読(大量の読書を実現)
  • 2.精読(読書の質を向上する)
  • 3.本選び(読書の効率を最大にする)
  • 4.アウトプット(読書で得たものを仕事で使う)

上記が大人のための読書の全技術です。ではそれぞれを解説していきます。

1.速読(大量の読書を実現)

速読の第一歩はとにかく「冊数をこなす」こと。なぜなら本は知識で読むものだから。コツは「同じ分野を集中的に6~7冊読む」。これを繰り返していけば『良質転化』を起こせる。

少ない時間でたくさん読む基本姿勢

  • ・目を早く動かす
  • ・必要な部分だけをピックアップして集中的に読む

速読はビジネス書のような一義的な本に適しています。なので、色々な捉え方がある小説向きではありません。

速読トレーニング

  1. 目的を設定して読む:「読んだ内容を誰かに話すぞ!」
  2. 締切を決めて読む:「場所と時間を限定する」

トレーニングのコツは「最初に目次を読む」ことで概要を知り大事なところをはっきりさせることができます

では、速読のテクニックを紹介していきます。

おおよその趣旨をつかむテクニック

  1. タイトルを確認
  2. カバー袖の文章
  3. 目次
  4. 小見出し
  5. 目星をつけた要点に目を通す
  6. パラパラとページをめくり周辺情報を加えて補強する

上記のような読み方をすれば5分程度で1冊を要約することが出来ます。

その他の速読テクニック

  • 逆算読書法:本の内容を理解することが目的。結論らしき章から読む。3,4章にあることが多い
  • 同時並行読書術:複数冊を同時に読む。あちこちに本を置いておく

2.精読(読書の質を向上する)

精読のために欠かせない技術=『音読』

音読の基本

  • 速音読
  • クライマックス読み

音読によって語彙を増やし会話力、文章力の基礎を磨けます。とはいっても全文音読する時間がないって人はクライマックスの部分だけでも言霊の魅力を体験できます。

本の内容を自分のものにするオススメの精読方法をご紹介します。

三色ボールペン方式で本を読書ノートにする

  • (その部分だけで文章の主旨が伝わる箇所)→客観的に最重要な部分
  • (後から読めばあらすじや要約になる部分)→客観的に重要な部分/気軽な気持ちでOK
  • (おもしろいと思ったり、引っかかりを感じたところに自由に丸をつける)→主観として大切な部分/文章と全く無関係でOK

赤、青、緑に分けてキーワードを丸で囲ったり、線を引いたりする方法

引用ベストスリー方式

  • 1.引用したい文章ベスト3をセレクト(なぜ気に入ったかをメモしておく)
  • 2.人と話すときや日記を書くときにその文章を引用文として活用する

引用を絡めることで「読む価値のある文章」になります。そのためにも引用を交えて話すことを心がけて読み、精読の中でも特に重要な「引用力」が高めます。

3.本選び(読書の効率を最大にする)

基本姿勢

  • 芋づる式読書:特定の著者の作品ばかりを読む
  • ブックリスト:読書メモにして一言コメント

ブックリストのテンプレ

  • 書名
  • 著者名
  • 出版社名(もしくは○○文庫などのレーベル名)
  • 一言コメント、感想

学生時代と社会人とでは、使える時間が違うので本の選び方も違います。

  • 学生時代は人間の幅を広げることを目的にする
    • 時間に余裕のある学生時代こそ、いつかどこかで使うかもしれない知識を得るための読書に励む
    • 一見、現実社会では何の役にも立たないことに思えても、それが極めて役に立つことがあるところが「教養としての読書」の面白さ
  • 社会人は現実に打ち勝つための読書
    • 本と向き合い、書かれていることを理解し、自分の中に取り込む
    • 普遍的な真理を学ぶこと、その教えを自分の行動に引きつけやすい格好の教材が「古典」なので、古典を一冊繰り返し読むのがコスパが良い
    • 例:あの渋沢栄一も孔子の言葉を一つ一つ自分用に変換してとらえ直し、いわば精神力の基本にしていった

4.アウトプット(読書で得たものを仕事で使う)

仕事で使うアウトプット=コミュニケーションなので、読書は「誰かに説明する前提で読む」

読書をアウトプットして得た3つの武器

  1. 語彙と知識が増える:会話の達人
    • 読書によって増えた知識と語彙を使えば、テキパキと会話、わかりやすい説明ができるので、相手から信用されます。
  2. 読んだ本を要約する:文書処理能力の増加
    • 読んだ本を要約することで、情報を処理する速さ、文書(文章)を書くスピードも上がります。読む、書くは仕事において基礎なのでこれができないと能力を発揮する舞台に上がれません。
  3. 概念を活用する:自己イノベーション
    • 本には新しい概念が載っています。その概念を自分に取り入れることで自己イノベーションを起こせます。

このように読書を活用すると仕事の武器になります。

著書の内容を知りたい人

読書が武器になることはわかったけど、もうちょっと具体的なテクニックってないの?

では、具体的なテクニックをいくつか紹介します。

雑談

  • 1.中身がないことに意味がある
  • 2.あいさつ+αでできている
  • 3.結論はいらない
  • 4.サクッと切り上げるもの
  • 5.訓練で誰でも上手くなる

会話において意外に重要なのが「雑談」です。なぜなら営業のような会話は雑談からスタートして本題へとなるからです。いきなり本題を話す人ってなんか嫌ですよね。つまり雑談とは場の空気をつくる「人間同士のお付き合い」のコミュニケーション手段です。

相手の心をキャッチする説明

  • 1分しか相手は話を聞かない
  • 話したいことを3つの絞る
  • 1つのポイントは15秒

興味のない人に話を聴いてもらうには「要点をはっきりさせて、大事なものから説明」していくことです。

デザインフォーマット

  • 1.対象は誰か?
  • 2.タイトル:テーマは何か?
  • 3.狙い:何のために行うのか?
  • 4.テキスト(素材):材料は何か?
  • 5.キーワード(キーコンセプト):中心となるコンセプトは?
  • 6.段取り:具体的にどうやって行うのか?
  • 7.仕込み:(裏取り)準備は何をするのか?

上記のフォーマット活用して、依頼、謝罪、企画など目的に合わせて書きます。

なぜ読書の技術が必要なのか?

読書が必要な理由は、仕事ができる社会人になるために、忙しい時間の中でも多くの本を読まなければならないから

読書技術を身につける理由

  • 良い仕事をするため
  • 情報を正しく選び、思考を整理する
  • 情報を活用できる生きた知識にするため

本は情報を体系立てて整理されているので、効率的に知識を吸収できます。つまり「読書技術がある人=仕事のできる人」となります。

そこで仕事ができる人を分解してみます。

仕事ができる人とは?

  • テキパキ話せる人→活字量が多い人→思考力が高い人
  • 様々な知識や能力がある人
  • 周りの評価が高い人→思考できる人→自己イノベーションする人
  • 企画がどんどん出てくる人→知識や教養が多い人→頭が良い人

まとめると「思考力・知識・教養」がある人が仕事のできる人ですので、読書が必要なことがわかります。

読書の技術を身につけるためには?

読書技術を身につけるための3つ

  • 読書習慣のルールを作る
  • 本について語れる友人を持つ
  • 古典を読む

読書習慣のルールを作る

日常的に本を読むようにするための自分の中でのルールをつくること

  • 例①:通勤・通学の時に本を読む
  • 例②:1日1時間は本を読む

本について語れる友人を持つ

1人でもネット上でもいいので本について語り合える環境をつくること

  • 例①:読書会
  • 例②:ネットに書評を載せる
  • 例③:レビューを書く

古典を読む

古典を読むことで基礎教養が身につき、普遍の真理がわかります。つまり読書でコスパがいいのが「古典」

著者オススメ古典3選

古典は読むのが難しいって人は「解説本」を読んでからっていうものありです

「いきなり古典はちょっとなぁ・・・」って人にはラジオ感覚で聴けるAudibleがオススメ!運動や家事をしながらでOK!下記から登録すれば無料で聴けます!

まとめ

今回は齋藤孝さん著書の「大人のための読書の全技術」という本について解説しました。超ざっくりで振り返ります

本書のまとめ

  1. 大人のための読書の全技術とは?
    • 仕事に応用できるようにたくさんの本を、精密に読み込む方法
  2. なぜ読書の技術が必要なのか?
    • 仕事ができる社会人になるためには、忙しい時間の中でも多くの本を読まなければならないから
  3. 読書の技術を身につけるためには?
    • 日常的に本を読むようにするための自分の中でのルールをつくること
    • 1人でもネット上でもいいので本について語り合える環境をつくること
    • 古典を読むこと

今すぐ役に立つかどうかはわからないけれど、本を読むこと。スティーブ・ジョブズが言っていた振り返ってみたときに点と点が将来に繋がってると信じて読書をしましょう!僕はします!

ってことで今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございます!