今回は著者累計40万部越えの浅田すぐるさんが書かれた「紙1枚!独学法」という本について解説します
これいい本ですよ!読書を投資と考えている人には「かなり大事なこと」が書かれた1冊です。
令和時代を生きるビジネスパーソンの方はもちろん!学生の人にも必須の内容となっています。
- 読書の知識を生かしたい
- 仕事に活かせてる実感がない…
- 稼ぎたくて読書してるけどなぁ…
といった読書を学習のためにしているけど、読み終わった頃には忘れちゃってただ時間を浪費してるビジネスパーソンにはオススメです。
本書の結論をお伝えします。
【紙1枚で書く独学法】を今すぐに身につけてください!
学びを忘れず、わかりやすく3つのポイントで説明でき、そして役に立ち「人に喜ばれる存在」になれる。そんなメリットを「紙1枚独学法」を身につければ全部つかめるという内容です。
ポイントは学習したことを「わかっているか」以上に「できているか」です。「わかっている、知ってる」でも「できているかって言われると・・・」。そんな人の学習状況を意識レベルから変えてしまうのが本書です。
「紙1枚独学法」が大事なのはわかったから具体的に教えてよ!
今回はこんな3段構成でお伝えします。
- 「紙1枚で書く独学法」とは何か?
- なぜ紙1枚で書く独学法が必要なのか?
- 「紙1枚独学法」ってどうやるの?
こんな流れで紙1枚独学法を知る~身につけるまで話を解説していきます。
「紙1枚で書く独学法」とは何か?
フレームワークに沿って紙1枚書くだけで、学びを忘れず説明でき、他社貢献まで出来る学習法
仕事に活かすためにやる3つの学習
- 本質を20字でまとめる
- 人に説明できるための3つの疑問詞を解消
- 他社貢献を主目的とした学習法
ではそれぞれを解説していきます。
20字でまとめる
学習したことをいつまでも覚えているには、短い表現にする。つまり本質(端的な要約)を20字でまとめるということです。
そこで「本質」とは何か?
「本質」とは何か?
- ・本質とは「多くの事象に当てはまるよりどころ」
そして本質はシンプルなので端的な表現ができます。つまり本質をつかめれば学んだことを長く記憶でき、仕事でも活用できます。
本質はどうやったらつかめるのか?
繰り返し思考整理をすることです。つまり「情報を整理」し「考えをまとめる」ことを繰り返すと本質がつかめます。
人に説明できるための3つの疑問詞を解消
理解とは「人に説明できる状態」になること。そして説明が相手にわかってもらえれば仕事がスムーズになり、評価も上がります。
そこで相手が説明を理解するとはどんな状態か?
それは「What」「Why」「How」3つの疑問詞が解消された状態です。
解消する3つの疑問詞
- 「What」
- 「Why」
- 「How」
説明するときも学び方も3つの疑問詞を解消するようにしていけば偏りがなく網羅的になります。
他社貢献を主目的とした学習法
上記の2つの学習をまとめたフレームワークです。しかし、主語を「周りの人」に変えて書きます。
つまり「誰の」「どんな問題解決や願望実現」をサポートするための学習なのか?ということです。例えば、お客様・同僚・上司など
仕事=「他社貢献」なので、周りの人のために学びます。
他社貢献の学習法
- 仕事=「他社貢献」
なぜ紙1枚で書く独学法が必要なのか?
それは、学びを活かすため、つまり仕事やお金につなげるためです。
それには、正しい仕組みで努力が必要です。これが紙1枚独学法のフレームワークを使えばできます。つまり紙1枚独学法で学ぶ=正しい仕組みで行動=仕事やお金につながるというわけです。
紙1枚独学法が必要な3つの理由
- 制約することで要約力が高まる=本質を掴める
- 負荷が最小レベルだから実践しやすい
- 他者貢献型の学びが量産できるから
制約することで要約力が高まる=本質を掴める
制約があることによって必然的に枠の中に収めなければいけないので、文章も内容も絞ったり、短くまとめないといけないです。
つまり繰り返し思考整理をすることで、要約力が身につき本質をつかめます。
負荷が最小レベルだから実践しやすい
制約のあるアウトプットをたくさんすることで質のいい要約力がつきます。つまり良質転嫁が起こります。
そのためには、やりやすいことは非常に有効です。行動に移さなければいつまでも出来ません。
他者貢献型の学びが量産できるから
学びを仕事やお金につなげるために必要な仕事観は「他社貢献」です。「給料が上がる・評価される・会社の売上が上がる」といったようなことはどれも「お客様・同僚・上司」など「他者」あってです。
つまり学習も同じように「誰かのため」にします。その誰かとは「周りの人」です。例えば、「お客様・同僚・上司」などです。
そして「他社貢献」の学習を紙一枚というハードルの低さでできるのが紙一枚独学法です。
学びが仕事やお金に繋がっていないのは自分のための学びをしてるから。「他社貢献」の学びに今すぐ切り替えましょう!コツは「主語を他者にする」です。
「紙1枚独学法」ってどうやるの?
「紙1枚独学法」フレームワーク
- 「20字」インプット学習法
- 「3Q」アウトプット学習法
- 「1枚」コントリビューション学習法
用意するのは「緑・青・赤のカラーペン」と「A5以上の紙」です。
「20字」インプット学習法
「20字」インプット学習法
- ステップ1:目的を明確にする
- ステップ2:キーワードを抜き出す
- ステップ3:赤ペンでグルーピング
- ステップ4:20字でまとめる
目的達成が第一なので、正しいよりも「役に立つ」、「著者よりも自分に身近な表現を優先」で学習をします。
ステップ1:目的を明確にする
- 学習中は、常に目的をチラチラ見ながら学習します。これは目的を忘れないためです。
ステップ2:キーワードを抜き出す
- キーワードは10分以内で抜き出します。
ステップ3:赤ペンでグルーピング
- 同じ意味の言葉に丸をつけ、線でつなぐ
- 似た言葉囲みグループに分ける
- 複数の言葉に共通するキーワードを空きスペースに書く
ステップ4:20字でまとめる
- 最初は青ペンで書いてから赤ペン推敲してもOK
「3Q」アウトプット学習法
ヒトコトで言うと?に3つの疑問詞を加えて説明できれば誰にでもわかりやすくなります。
「3Q」アウトプット学習法
- Step1:3つの疑問文を作る
- Step2:問いの答えを埋める
- Step3:1P?(20字でまとめたヒトコト)を書く
では、具体的に解説します。
Step1:3つの疑問文を作る
- Why「なぜそれを学んだのか?」(目的なので、事前に書く)
- What「何を学んだのか?」
- How「今後どうするのか?」
Step2:問いの答えを埋める
- 各問の答えを3つづつ書きます。メモ用に「20字インプット学習法」のフレームワークを使ってキーワードを書いてもOK
- 各問がなかなか埋まらない場合はリカバリーフレームワークを使います
Step3:1P?(20字でまとめたヒトコト)を書く
- 「20字インプット学習法」のフレームワークから本質を1P?に転機します。または、推敲(3つの疑問詞を含めて)してもいいです。作成時間は5分から10分程度で書きます。
「1枚」コントリビューション学習法
相手ファーストで判断、相手が行動に移せるかが基準です。
「1枚」コントリビューション学習法
- STEP1:3つの疑問を埋める
- STEP2:キーワードを記入してまとめる
- STEP3:3Qをまとめる
では、ステップごとの解説をします。
STEP1:3つの疑問を埋める
- ①:誰のために
- ②:どんな「問題または願望」を扱うのか?
- ③:①②で明確にした「目的」を達成できる「質問」は?
- 主役は同僚やお客様などの他者です。
STEP2:キーワードを記入してまとめる
- ④:③で設定した「質問」に対する「答え」を一言でいうと?
- 20字インプット学習法と同じ要領でキーワードを抜き出して「1P?(ヒトコト)」を書きます
STEP3:3Qをまとめる
- ⑤:④の「答え」について「3つの疑問詞」で説明するなら
- 相手から聞かれることがない3Qに関しては、聞かれたら答えられるようにくらいでOK。なので場合によってはHowだけのこともあります。
まとめ
今回は浅田すぐるさん著書の「紙1枚!独学法」という本について解説しました。超ざっくりで振り返ります
本書のまとめ
- 紙1枚独学法とは?
- フレームワークに沿って紙1枚書くだけで、学びを忘れず説明でき、他社貢献まで出来る学習法
- なぜ紙1枚独学法が必要なのか?
- 紙1枚独学法で学ぶ=正しい仕組みで行動=仕事やお金につながる
- 紙1枚独学法を身につけるには?
- 「20字」インプット学習法
- 「3Q」アウトプット学習法
- 「1枚」コントリビューション学習法
読書を仕事に活かしたい人は正しいよりも役に立つ「目的達成型」、「他者貢献」前提で行きましょう!
スティーブ・ジョブズが言っていた振り返ってみたときに点と点が将来に繋がってると信じて読書をしましょう!僕はします!
ってことで今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございます!