本記事は
- 「いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン」の【要約】
を解説していきます。
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「いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン」の基本情報

「いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン」の基本情報を見ていきます。
書籍:『いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』
著者:大塚雄介(おおつかゆうすけ)
出版月:2017/3/24
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:1650円(kindle:1650円)
著者:大塚雄介さんのプロフィールがこちらです↓
大塚 雄介(おおつか ゆうすけ)
1980年、群馬県生まれ。経済学者(専門は教育経済学)。NY市のコロンビア大学にて博士号を取得。日本銀行や世界銀行にて実務経験を経て2013年から慶應義塾大学総合政策部准教授。厚生労働省統計改革ビジョン2019有識者懇談会委員。
その他の著書に「原因と結果の経済学」「まんがでわかる「学力」の経済学」など
~目次~
はじめに
Part1 ビットコインって何なの?
Part2 ビットコインの仕組みはどうなってるいるの?
Part3 ビットコインの安全性や法整備はどうなっているの?
Part4 仮想通貨とブロックチェーンはどこまで広がるの?
Part5 フィンテックが実現する未来とは?
ビットコインってギャンブルでしょ!←勉強不足【ビットコインの基礎知識】

ビットコインの特徴
- バーチャルなお金(仮想通貨)
- 電子データ(デジタル通貨)
- 特定な国に属さない(国際通貨)
- 参加者みんなで運用(分散型通貨)
- 暗号署名がないと送金できない(暗号通貨)
ビットコインってギャンブルでしょ!って言う人は勉強不足なので勉強しましょう。
この本は、そんな「いまさらビットコインやブロックチェーンについて教えて!」なんて聞けない僕にピッタリでした。
では、具体的に基礎知識を解説していきます。
バーチャルなお金(仮想通貨)
バーチャルなお金で「ウォレット」という専用の財布に入れる。←これはスマホなどのアプリでOK!
ビットコインはクラウド上で保存されているので、スマホを落としてもビットコインがなくなる心配はないです。
電子データ(デジタル通貨)
ビットコインは銀行には預けれない。取引所のクラウド上に預け、取引もアプリで指示するだけです。
例えば、株や証券と同じように証券会社に預けたまま取引を代行してもらう感じと似てます。
特定な国に属さない(国際通貨)
特定の国や中央銀行が発行していません。もちろん特定の個人でもないです。つまり、何か(例えば国とか)の影響を受けないので、世界中どこでも同じように使うことができます。
参加者みんなで運用(分散型通貨)
ビットコインはネットワークに参加している人たちが主体となり、自分たちの手で運用しています。互いが互いを「承認」し合うことで「取引の正しさ」を担保してます。
それを支えるサービスが「P2P(Peer to Peer)ネットワーク」です。
暗号署名がないと送金できない(暗号通貨)
ビットコインは「電子署名」という暗号技術によって現在の所有者に無断で送金できないようになっています。
また、過去のすべての所有者の名前が記録されています。←このシステムによりマネーロンダリングに悪用されにくい。
ビットコインの基礎知識はこんな感じです。
次は「ビットコイン」と僕たちが普段使っている「身近なお金たち」との違いを解説します。
ビットコインと身近なお金は何が違うの?

僕たちの身近なお金
- クレカ
- 電子マネー
- ポイント
ビットコインって普段使ってるお金と何が違うのか?比較するとイメージがわかりやすくなります。
比較としては「何ができて」「何ができない」のかを明らかにします。
クレカ
クレカのカード残高は借金と同じです。ビットコインは通貨の移動なので、ウォレットに入っている金額以上は支払えません。
お店(支払いを受ける)の場合は、クレカは手数料が2~10%で専用カードリーダーを用意する。ビットコインは初期コストゼロ、手数料は1%程度(決済代行を挟んでも)←これが一般的。ちなみに、直接なら手数料ゼロ
資金繰りは、クレカが月末で、ビットコインは最短で翌営業日に日本円で代金を受け取ることができます。
ビットコインはお金そのものなので、クレカのようにカード情報を抜き取られる心配はありません。
電子マネー
電子マネー(非接触型ICカード)と違って、ビットコインは物理的なカードは無いです。
そして、ビットコインには国境がありません。
ビットコインは独立した通貨なので単位が「BTC」
ポイント
ポイントは他人への譲渡や売買は法律で禁止されています。ビットコインは利用先が限定されないし、ビットコイン自体を売買でき、譲渡もできます。
ポイントの交換レートは固定されていますが、ビットコインはレートが常に変動しています。
ビットコインは「ゲーム内通貨」に似ていて、発展形とも言えますが特定の企業や国が発行・管理していません。
以上が身近なお金との違いです。
次はビットコインを利用したことがない人は、使うメリットがわからないと思います。そこで「ビットコインのメリット」を解説します。
ビットコイン2つのメリット←【投資と送金です】

ビットコインのメリット
- 投資
- 海外送金
ビットコインの2つメリットを解説していきます。
投資
為替のリスク回避の考え方で、分散投資する選択肢の一つとしてビットコインは脚光を浴びました。
ビットコインは投資目的として先読みしにくい側面はありますが、長期的にはビットコイン市場はまだまだ成長途上なので、将来的な値上がりが期待できそうです。
また、FXと同じようにレバレッジ取引もできます。
海外送金
ビットコインは手数料が1%程度なので、高い手数料がかかる海外送金もビットコインを間に挟むことでかなり安くできます。
人によっては、この二つだけでビットコインを使うメリットはかなり魅力的かもです。
ビットコインに価値の理由【信用があるから】

ビットコインの3つの信用
- 誰も偽造、改変出来ない
- 特定の国や企業の思惑に左右されない
- ビットコインの総量は有限
お金やゴールドと同じように希少性や、信用があることでビットコインに価値があります。
誰も偽造、改変出来ない
ビットコインは「全員が過去の取引記録を相互確認する仕組み」によって誰も偽造したり、改変したりできないと信じられいます。
特定の国や企業の思惑に左右されない
ビットコインは10分ごとに行われる承認レースの勝者に対して一定のコインが発行される仕組みとなっています。つまり、誰かが勝手にビットコインを大量に発行したり、勝手に発行ペースを遅らせたりすることはできません。
国や企業がコントロールできず、ルールがオープンに共有されることが信用される理由の1つとなっています。
ビットコインの総量は有限
ビットコインの総量は2100万枚発行されると打ち止めとなります。計算上は2141年にすべてのビットコインが掘り尽くされる予定です。
ビットコインが通貨として成り立っている根本が信用だとはわかったけど、国が発行してないお金って本当に大丈夫なの?って不安あると思います。
その信用を支える技術がブロックチェーンです。
次は、ビットコインの技術面、つまりブロックチェーンについてです。これはその他の仮想通貨も同じ仕組みです。
ブロックチェーンとは【分散型台帳】

ブロックチェーンとは
- 数百から数千個のビットコインの取引(トランザクション)をまとめたブロックをみんなで手分けして承認し、一本のチェーンの形で共有する技術
このままでは、ちょっとわかりずらいので、3つに分解して考えます。
- トランザクション
- みんなで承認
- 一本のチェーン
上記を解説していくと、かなりブロックチェーンについてわかるはずです。
トランザクション
ビットコインの1つの取引を「トランザクション」と呼びます。
例えば「AさんからBさんへ1BTC移動する」と記録されます。
理由は、売っても送っても使っても表現できるからです。
トランザクションは「ハッシュ関数」という「規則性のない一定の長さの文字列(ハッシュ値)」に置き換えられ暗号化されます。
ハッシュ値は生成は簡単ですが、元のデータは割り出せません。つまり、後から勝手に変更できないということです。
みんなで承認
ビットコインの取引はお互いに承認し合ってはじめて成立します。
未承認のトランザクションをおよそ10分ごとにまとめて1つのブロックとして一括承認する仕組みを採用しています。
新しく承認されたブロックは、すでに承認済みのブロックをひと続きにした一本のチェーンの最後尾にはめ込まれて追加されます。ここでようやく取引が成立するわけです。
一本のチェーン
1つのブロックには数百から数千のトランザクションを含み、そのブロックが一本のチェーンにつらなっているので「ブロックチェーン」ということです。
ブロックチェーンは複数のコンピューターにまったく同じものを保存する「P2P(Peer to peer)方式」を採用しています。
ブロックチェーンは「順番を入れ替えれない」、「新しいブロックは最後尾につける」といった暗号技術や規則があります。
そして新しいブロックを最後尾につけるには、暗号を解読しなければいけません。この作業を「マイニング(採掘)」と言います。
では、その「マイニング」について次は解説していきます。
マイニングとは?【トランザクションの承認作業】

マイニングとは?
- 取引の承認作業
- 10分ごとのレース形式で行われる
- レース勝者だけがビットコインをもらえる
ビットコインの取引はお互いが承認し合ってはじめて成立します。そのために必要な作業がマイニングです。
取引の承認作業
マイニングをしないとずっと取引が成立しない。つまり取引はずっと未承認になります。
10分ごとのレース形式で行われる
マイナーと呼ばれる人たちで行われる「暗号解読レース」です。
これは早い者勝ちで、一番早く解読に成功した人だけが報酬をもらえ、それ以降の人はその結果が正しいかを確かめます。
だいたい6人くらいが承認すれば正式はブロックとしてブロックチェーンの最後尾に追加されます。
レース勝者だけがビットコインをもらえる
報酬は12.5BTC(2017年時点)です。この報酬がマイナーのモチベーションです。
※2021年現在は6.25BTC←4年に1度の半減期(2016年、2020年・・・)
質問①:半減期って何?
ビットコインの承認作業の報酬が半分になることです。
なぜ半分にするか?これは、コンピューターの性能が向上するので、マイニングにかかるコストが減ると考えられるからです。
質問②:マイナーはやる気なくならないの?
モチベーションは下がるでしょう。でもコストに対して儲けが下回らなければ大丈夫です。
実際に2016年の半減期にビットコインの価格が6万円→8万円に上がりました。これによりマイナーが受け取る金額の下落幅が少なくてすみました。
ビットコインについていろいろ解説してきましたが、やはり気になるのが「安全性」だと思います。新しい通貨なので不安がるのも当然です。
次は、ビットコインの安全性について解説していきます。
ビットコインって本当に大丈夫?【結論:自己責任が前提だけどかなり大丈夫!】

ビットコインでの不安
- 盗まれないのか?
- 勝手に改ざんされないか?
ビットコインの心配事は自分の資産が減らないか?だと思います。これについては、自己責任が前提ですが、かなり大丈夫です。
大丈夫な理由を具体的に解説していきます。
盗まれないのか?
取引所の「ID」「パスワード」を厳重に管理していれば大丈夫です。「ナリスマシ」されないように注意してください。
ビットコインは基本的に取引所に預けっぱなしで本人の手元にないです。
これは、手間を省くことにもなり、またオンライン上になければサイバー攻撃に合うこともありません。
なので、スマホを紛失してもビットコインがなくなることはありません、
質問:取引所のセキュリティは大丈夫なの?
預かったビットコインは「オフライン」で厳重に管理しています。
オンラインに置いてあるのは全体の数%で、もし外部からの攻撃を受けたとしてもその範囲で収めることができます。
そして、オフラインで起こるヒューマンエラーをさせないために、複数人が承認しないとダメな仕組みも作っています。
極めつけは、「預かった資産」と「事業資金」を別々に銀行口座においてあります。ちなみに一緒にすることは法律でも禁じられている行為です。
このように金融機関と同じようにしっかり保護しています。
勝手に改ざんされないか?
結論はルールと技術によってコピーも改ざんもできません。
なぜかというと、多くのコンピューターによって分散処理されるビットコインは、仮に一ヶ所記録が書き換えられたとしても、みんなに承認されないと取引が成立しないからです。
つまり、不正が入り込む余地が極めて小さいことになります。
その上、ビットコインのすべての取引はオープンです。しかもリアルタイムで誰でも見れます。
その他にも、ビットコインのメリットでもある送金についての不安も解消します。
送金中に抜き取られる心配はない
ビットコインはブロックチェーン技術に加えて「公開鍵暗号」と「電子署名」という技術で守られてるので心配ないです。
公開鍵暗号とは、「受け取る人」が2つの鍵を用意します。1つは「暗号化するときの鍵(公開鍵)」と「復号するときの鍵(秘密鍵)」です。この2つの鍵は「対」になっています。そうすることで暗号を破られないようにします。
流れは、公開鍵を送り主に渡す。その公開鍵を使ってデータを暗号化して受け取り主に渡します。受け取ったら用意していた秘密鍵で復号します。復号できればOK。
電子署名とは、公開鍵暗号と全く逆です。送る人が2つの鍵を用意します。「暗号化するための秘密鍵」と「復号するための公開鍵」を用意します。もちろん2つの鍵は「対」になっています。
そして「秘密鍵によって暗号化されたデータ」と「復号するための公開鍵」を受け取る人に送ります。
送られた暗号化データを公開鍵で復号できれば送り主は本人という証明になります。
仕組みを理解するのはちょっと難しいと思いますが、セキュリティ技術はかなり高いので、大丈夫ってことです。
ビットコイン以外の仮想通貨【イーサリアムは覚えておくべき】

ビットコイン以外の仮想通貨
- イーサリアム
- リップル
- ファクトム
- モネロ
- リスク
- オーガー
- ジーキャッシュ
仮想通貨は数百種類が出回っています。上記はコインチェックで取り扱いができる仮想通貨です。
ここでは時価総額No.2の「イーサリアム」について少し紹介します。
イーサリアムは資産管理のプラットフォーム【注目】

イーサリアムの特徴
- イーサリアムの本質は資産管理のプラットフォームです。同じ仮想通貨と言ってもビットコインと根本的に考え方が違います。
例えば、不動産売買から不動産登記までの一連をすべてデジタル化しようとするのがイーサリアムの考え方です。
すでにマイクロソフトのAzureというクラウドサービスのプラットフォームにも導入されていることから注目を集めています。
仮想通貨は色々あるってことですね。
では、ビットコインとブロックチェーンについてまとめて終わります。
まとめ:いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン

まとめ:いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
- 仮想通貨は今後の社会システムの可能性大
- ビットコインのメリットは投資と海外送金
- ビットコインは信用性があって希少性がある
- ブロックチェーンは分散型台帳
- ビットコインは自己責任だけどかなり心配ない通貨
- 時価総額がNO.2のイーサリアムは今後注目
今回は以上です。
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