こんな疑問に答えます。
本記事は
- 渋谷ではたらく社長の告白の【要約】
- 読んだ方良い人
- 高評価・低評価レビュー
- 僕が感じた起業で学べる6つのこと
を解説していきます。
藤田社長の人生の体験を読むことで、何を大切にしていたのか?人生の参考になります。「渋谷ではたらく社長の告白」を通して学んだことを行動に移せば少しずつ人生変わります。
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渋谷ではたらく社長の告白【要約】

この物語は、藤田社長の主に大学生時代〜2004年9月までの話です。
起業後わずか2年でマザーズ上場したサイバーエージェントがどのように成長していったかの本人目線のノンフィクションストーリー。その過程で起きた、挫折や紆余曲折なども赤裸々に描き、当時の心境などを中心に話が展開していきます。
また、藤田社長のビジネスに対する考え方や思考に触れることで、決してエリートではない人がどのように成り上がっていったのか?その原動力がわかります。(「~~方法」や「~~術」みたいな具体的なビジネスの戦略や戦術は書かれていません。)
とても短期に成長したので、知らない人は順風満帆な人生を送ってると思うかもですが、そんなことはなく、短期であるからこそ普通の人では耐えられないような体験が綴られていますし、何度か読んでいくと藤田社長の体験を追体験できるような話の流れになっています。
そして、20代の人に、このレベルの人でも「ハードワーク」が重要と考えていることを知ってもらえる良書です。
話の流れは大きく分けると、起業前(一章)と起業後(二章、三章)、どん底の時期(四章)の3つに分けることできます。
興味のある部分から読むのもありです!
渋谷ではたらく社長の告白【基本情報】
渋谷ではたらく社長の告白の基本情報を見ていきます。
書籍:『渋谷ではたらく社長の告白』
著者:藤田晋
出版月:2013/4/15
出版社:幻冬舎
定価:586円(kindle:390円)
著者:藤田晋さんのプロフィールがこちらです↓
藤田晋(ふじた すすむ)
1973年、福井県鯖江市生まれ。株式会社サイバーエージェント代表取締役社長。2021年時点で、資産額は1980億円(国内33位)。出典:フォーブスジャパン
めちゃくちゃ麻雀が強くて、2014年麻雀最強戦で優勝経験あり。
その他の著書に「起業家」、「仕事が麻雀で麻雀が仕事」、「運を支配する」(共著:桜井章一)など
~目次~
プロローグ
一章 裏切り、それでも手放せなかった夢
二章 ゼロからの起業
三章 ネットバブルの波に乗る
四章 バブル崩壊、孤独と彷徨
五章 ランナーズ・ハイ
読んだ方がイイ人

オススメ
- 20代の人
- 夢を持っている若者
- 起業を考えている人(特に組織)
上記のような人にはオススメできる1冊です。
20代の人
今は20代で起業って決して珍しくないし、起業後も勢いで何とかなることが結構あると思います。しかし、若さゆえの行動と無鉄砲は違います。そこで、起業後の落とし穴を事前に知ることができるのが、この本のありがたいところですね。
夢を持っている若者
本を書いた目的は、20代の私が社長としてもがき苦しみながら成長した奇跡と稀有な経験を、次世代の日本をその知力と体力で背負って立つ若い人に知ってもらいたいと考えたからです
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.3106)
著者自身が上記のように考えている事から、大きな夢を持っている若い人にはぜひ読んで、「自分もやってやるぞ!」と感化されてほしいです。それと同じように、成功の陰に隠れている辛い現実も感じ取ってほしいです。
起業を考えている人
起業を考えている人なら全員に読んでもらいたいです。特に社員を何人も雇うことを考えている。フリーランスや自営業のような個人事業の人は、また違う本でも良いと思います。
理由としては、
この本を読んでおわかりの通り、私は優秀な人材を集めるための採用にもっとも力を注いでいます。
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.3126)
上記のようにはっきり伝えていることや、その他にも組織や人材について多く書かれていますので、多くの人材を雇用するような会社を作りたい人には、勉強になることが多いです。
では、次はこの本は別に読まなくてもいい人です。
読まなくていい人

読まなくていい人
- スキルアップしたい人
- 戦略や戦術を真似したい人
上記のように具体的に知りたい人には向いてません。
具体的な手法を知りたい人
この本では具体的に藤田社長がビジネスで使った手法は一切書かれていないので、そういうのを期待している人はオススメしません。
ちょっと嫌味な言い方をすると、「俺はこんなに頑張って働いてきたんだ、楽してたわけじゃない!」と皆に知ってほしいのかなとも取れるくらい。感情的な内容が中心です。
6つの学べること

6つの学び
- 身につけるスキル
- 長時間労働は重要
- メディアの利用は考えておく
- 選択と集中
- 採用力は競争力
- まずは行動
『渋谷ではたらく社長の告白』を読む事で上記のようなことを学ぶことが出来ます。読み込めばもっと多くの学びを得る可能性がある良書です。
①:スキル
起業するために必要な最大のスキルは「営業力」です。
やる事業は後から決めてもいいと思うんです。みんなとりあえず営業ができるから何かを販売していけば、とりあえず食うには困らないと思います。
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.620)
私が1か月、駆けずり回って営業活動すれば、とりあえず3人が食っていけるだけの数字は残せる自信があります。
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.859)
上記のように、著書の文脈から読み取れます。
僕自身もモノを売るスキルは重要だと考えていて、ブログでも毎月チャリンする仕組みを作っています。

また、マナブさんも営業については必要なスキルと言っています。
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②:ハードワーク
起業後しばらくは「ハードワーク」を覚悟です!
始めたばかりの会社は取引もまだ少なく、はっきり言って、意外にやることが無くて暇なのです。ところが長時間働くことが決まっているので、あまった時間に顧客見込みリストを作成したり、新規事業プランコンテストを行ったり、苦手な技術や経理に関する勉強をする事になります。
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.1239)
「いいか余計なことを話すな。相手がわからないことを言っていたら、黙ってうなずいて、時折相手が話していることを繰り返して、『――ですよね?』とか、『それはつまり――という意味ですね』とか言うんだ。あとはメモして持って帰って来い。いいな。」さらに私はこう言いました。「ウェブマネー以外にも、我々の事業のネタになることがあるかもしれない。何を聞かれても『できない』って即答しちゃだめだ。持ち帰ってできるようになればいいんだよ。」
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.1053)
上記のように書かれていることからも、何か新しいことなどにチャレンジする場合も同じで、最初はハードワーク。つまり長時間やること、何でもやることを前提として取り組みましょう。
例えば、副業でブログをやろうと考えた場合も、最初は「仕事が終わる→ブログを書く」この日々を繰り返すので、睡眠時間が多くても5時間くらいになったりします。しかも1年かかったりします・・・。
③:錯覚資産を入手
メディアのチャンスで浮かれるだけは注意しましょう。
信頼できるメディアへの露出が会社の飛躍のチャンス――。私は可能性を閉ざすことなく、貪欲に、ほとんどすべての人と会っていきました。
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.1109)
上記のように、前もってメディア利用を意識し、チャンスを活かすことで錯覚資産を手に入れます。
例えば、HP・SNSの信頼UPに活用する。TVなら、放映日に合わせてキャンペーン広告を打って一気に顧客を獲得するなど。
僕の会社でもTV撮影入ったことあるんですけど、当時、僕はただ浮かれただけでチャンスを全く活かせませんでした。周囲にちょっと自慢するだけで、ホント今考えると恥ずかしいです笑
錯覚資産についてはマナブさんも推薦している「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」に詳しく書いています。
この本、直接的には書かれていないけど、ブログとTwitterで影響力を高める為の攻略法になっており、、、この方法で「人生イージー化」できますね。必読すぎる。」出典:Twitter
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④:選択と集中
ある程度の流れが出来たら、事業内容の選択と集中をしないと儲からない。
それは巨大な自転車操業のようで、リスクが少ない代わりにリターンも少なく、来る日も来る日も営業し続けなければならない日々で、なかなか楽になりませんでした。〈自社で製品やサービスを持たないと意味はない〉
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.1464)
サイバークリックに事業を集中させることを決めたからには他の事業をやめなければなりません。
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.1590)
例えば、自営業者によくある状況なんですが、「貧乏暇無し状態」。これは、選択と集中せずに、来た仕事をこなすだけの頭を使わないやり方です。釣りで言えば、適当に竿を垂らして、来た魚を釣っている状態です。
この「貧乏暇無し状態」を抜け出すためにも「しないことを決断する」のはとても大切です。
貧乏暇無し状態を抜け出したい人は「自営業を経営するのに必要な3つの勉強+学習の手順【オススメ12冊】」で詳しく解説しています。
⑤:人材を差別化と捉える
差別化を発見するためにも、比べるクセをつけましょう!
オックスプランニングセンター時代、リクルート時代から仲の良かった経営陣が、いつしかなぁなぁに陥り、社長がリーダーシップをとれなくなっていたのを目の当たりにしていたからです。それでは組織としての能力が発揮できません。
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.1071)
採用力は競争力だ――。私は当時学んだことを活かしていたのです。
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.1770)
採用力なんていうモノは、目には見えないし気づきにくいです。でも比べることで浮き彫りに出来ます。
著書ではオックスプランニングセンターとインテリジェンスを比べたように、例えば、スタバとタリーズを比べると僕の印象はスタバの方が積極的にお客さんと会話してきます。つまりお客さんとの接点が多いと売るチャンスが多いので、それだけ売上が上がります。違いは会話力って感じです。
⑥:まずは行動する
失敗も成功も行動して初めてわかるので、とにかくまずは動きましょう!
とにかくどんどん売ってくる。それを消化するために、商品の規模を拡大していく。サポート体制もそれに合わせたものに強化する。何かトラブルが起こればそれに対処して改善する。
出典:渋谷ではたらく社長の告白(NO.1814)
上記のような行動力が成功要因になったことは間違いないです。ここで学べるのは行動しなければ失敗もありませんが、成功も絶対無い!
例えば、ブログなどの副業だって、やってみないと上手くいくも上手くいかないも無いですから、変わりたいなら行動あるのみです。
レビュー

Twitterでは高評価ばかりが目立ちます。なので、Amazonでの低評価も載せて起きます
高評価
21世期を代表する会社をつくる。
志が高い人はやはり、20代という若さでも周りと一線を画している。藤田晋氏からハングリー精神を学ぶ本。
面白すぎて2日で読了。#渋谷ではたらく社長の告白#藤田晋 #サイバーエージェント pic.twitter.com/WZj1TR1RNa
— 天パ建設代表 (@108strongtp) July 8, 2020
5時間ぶっ通しで読んでた。
ほぼ休憩をしないで読み切ったのはこの本が初めて。
そのくらい夢中になる本😌#渋谷ではたらく社長の告白 pic.twitter.com/Hxy3j9KGts— フーガ@車 (@ff5uga) January 30, 2021
マナブさんが動画で紹介した本
マナブさんは『面白いですよ』の一言だけだったが、いや、すごい面白い
この本、グイグイのめり込む
本の面白さもそうだが、さらりと紹介して、本が売れるって『ハイパー凄いこと』だと、今だからこそわかる#マナブの宿題 #ブログ初心者 pic.twitter.com/O2LFsseHgl
— ツツジ (@tutuji_log) July 25, 2020
低評価
ITバブルの波に乗って、先駆者として駆け抜けた20代時のイケイケ社長。
株式上場で巨額の現金を創業2年で入手したが、直後にバブル崩壊して株価低迷し、投資家クレームに苦労したという話がメイン。
社員の士気UPの為、自身の株式を社員に無償配布する等、若者らしい純粋な試行錯誤も見られる。
ただし、仕事の中身への情熱、こだわりへの記載が、ほぼ皆無なのが非常に残念。出典:Amazonレビュー
分厚い本の割には、あっという間に読み終わり、「物を書くのが得意だ」という割には内容と文章が軽くて滑りすぎて、感動もなくがっかりしたというのが率直な意見です。
私は、藤田社長が短期間でどうやって会社を拡大させたかという点に興味があったので、できれば「渋谷ではたらく社長が考える名もないベンチャー企業が成功する秘訣」ぐらいの内容であれば、面白く読めたかなと思うので、星1つです。出典:Amazonレビュー
購入の参考にしてください。
読書したらアウトプットを忘れずに!
渋谷ではたらく社長の告白を読んだら行動する

本を読んだら、その中でいくつか学べることを抽出します。そこからどんな行動へと結びつけるか考えましょう!
なぜなら、本は読んだだけでは身につかないから。
ちなみに、僕が思う「最速の学習方法」は「アウトプット前提で学ぶ」です。
例えば読書をするなら、読みながら常に「これを、どのようにブログやYouTubeで発信しよう」と考えながら読む感じです。頭に残りますよ。人気になりそうな本を即行で買って、1日で熟読して、そしてYouTubeで鬼解説など😌— マナブ@バンコク (@manabubannai) December 3, 2019
上記のようにマナブさんも行動が前提って言ってます。
では、6つの学べることの「①:スキル」を例として解説します。
営業力=モノを売る力です。なので、僕の場合はセールスライティングを磨くよりも、マナブさんの「ブログ型アフィリエイト完全講義」による「文章の型」を学んでます。
なぜかというと、知らない人が言葉で乗せて商品を売るって胡散臭いからです。僕が有名なインフルエンサーなら話は違いますが。
文章の型(基本)
- 主張
- 理由
- 具体例
基本はコレです。
ひたすら、コレを繰り返して話を展開できるようにブログを書いています。
ちなみに、僕がブログでモノを売るのに「もしもアフィリエイト
というわけ、読書したら行動しましょう!
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