Hassy
今回は「中室牧子さんの『学力の経済学』って本を紹介します。」
本記事は
を解説していきます。
Hassy
お金に余裕が無い僕に子供の教育を見直すきっかけをくれました。つまり、お金の節約ができます。また、教育って何が良くて何が悪いの?って自信がない人や迷ってる人が読むと発見があります!
ちきりん【作家】
「生産性を上げるための具体的な方法論を理解できる本という視点で選びました。」
出典:Twitter
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「学力」の経済学の基本情報

「学力の経済学」の基本情報を見ていきます。
書籍:『「学力」の経済学』
著者:中室牧子(なかむろまきこ)
出版月:2015/6/18
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:1760円(kindle:1584円)
著者:中室牧子さんのプロフィールがこちらです↓
中室 牧子(なかむろ まきこ)
1975年、奈良県生まれ。経済学者(専門は教育経済学)。NY市のコロンビア大学にて博士号を取得。日本銀行や世界銀行にて実務経験を経て2013年から慶應義塾大学総合政策部准教授。厚生労働省統計改革ビジョン2019有識者懇談会委員。
その他の著書に「原因と結果の経済学」「まんがでわかる「学力」の経済学」など
~目次~
はじめに
第1章 他人の“成功体験”はわが子にも活かせるのか?データは個人の経験に勝る
第2章 子供を“ご褒美”で釣ってはいけないのか?科学的根拠に基づく子育て
第3章 “勉強”は本当にそんなに大切なのか?人生の成功に重要な非認知能力
第4章 “少人数学級”には効果があるのか?科学的根拠なき日本の教育政策
第5章 “いい先生”とはどんな先生なのか?日本の教育に欠けている教員の「質」という概念
補論 なぜ、教育に実験が必要なのか
あとがき
【要約】学力の経済学〜開始!

助手
はぁ〜博士、うちの子ども全然勉強しなくて困ってるんですよ。どうしたら勉強する子どもなりますか?
助手
やっぱ勉強しないから、「勉強しなさい」って言いますね。あ!でもちゃんと「褒めてますよ」。頑張った結果良ければ「ご褒美」も上げます。「ゲームはあまりやらせない」ようにしてますかね。
博士
今お前が言ったことは、全部子どもにとって良くないことがデータで証明されてる。
博士
著書を読めば、「子どもを勉強させるようにできる」だけじゃなく、信頼できる科学的根拠とは何を指すのかがわかるようになるぞ!
【要約】学力に大きな影響を与えるのは親の年収と学歴

博士
子ども学力に大きな影響を与えるのは親の年収と学歴だ。
博士
これは頭が良いと言われる東大生の親に対しての調査でわかったことだ。
博士
ところで、東大生の親の子育てと同じようにすれば成功すると思うか?
助手
そりゃあ、お金もかけているだろうし、頭良くなりそうですけどね。
博士
そう考える人が日本には多く、教育に関しては個人の成功体験が成功法則であるかのような伝えられ方がよくさせれてるしな。
博士
それで上手くいけばいいが、成功から遠ざかる場合もあるから気をつけるんだな。
博士
正しい事実を知ることだ。正しいとは、因果関係があるということだな。
博士
著書のように、科学的根拠に基づいているデータで判断するのが良いだろう。では、著書の解説をはじめる。
- 親の年収と学歴が学力にはもっとも影響力がある
- 因果関係あるデータを基に教育方法を考える
まず1つ目は「勉強させたければご褒美をあげれば良い」です
【要約】勉強させたければご褒美をあげれば良い

博士
質問を変えるぞ。勉強をしない子に勉強をさせる方法で良くないことは何だと思う?
助手
でも僕的には「モノで釣っちゃいけない」ってなんかしっくり来ないんですよね。
助手
やっぱそうですか!僕もご褒美が貰えると思うとやる気出たし、素直に嬉しかった記憶があります。
博士
子どもだけじゃなく人は先送りにする生き物だから、ご褒美作戦は実は有効な手段だな。
博士
この事を経済学では「双極割引」と言って遠い将来のことなら冷静に考えて賢い選択ができても、近い将来のことだと、たとえ小さくともすぐに得られる満足を大切にしてしまう。
博士
つまり、目先の誘惑にはほぼ勝てないので、「逆にこの法則を利用すると上手くいく」だな。
博士
ただし「インプット」にご褒美をあげないとダメだな。
博士
例えば「インプット」は「本を読む」「宿題を終える」だな。ちなみに「アウトプット」は「テストで良い点をとる」だ。
- ご褒美作戦は効果的
- インプットにご褒美じゃないとダメ
次は「ゲームは悪の概念は捨てろ」です。
【要約】ゲームは子どもを育む

助手
目先の誘惑にはかてないかぁ。だから、勉強した方が良いとわかってても遊んだり、ゲームしちゃうんですねぇ。
博士
そういうことだ。まぁテレビやゲームも別に悪くないけどな。
博士
あぁ、テレビやゲームは1時間くらいなら子どもにとって悪くないぞ。
博士
幼少期にTVを見ていた子どもは学力が高かったり、RPGのようなゲームは創造性や忍耐力を養うのにむしろ良いという研究結果だ。
博士
いや、問題ない。ゲームの影響で暴力的になるかと言えば、子どもはそんな愚かじゃないということだ。
博士
例えばお前はバイオハザードをやったからといって、他人に暴力を加えたか?友達に暴力を振るわれたか?
博士
影響を受けるで言うと、ゲームなんかより「友達」のほうがよっぽど影響されるぞ。
博士
悪い友達と付き合えば問題を起こす確率は高くなる。じゃあ、頭の良い友達と付き合えば頭が良くなるかと言えば、残念なことにそうはならない。
博士
課題はあるが、同じような頭のレベルと一緒にいるのが効果的だ。学力レベルが低い子どもが特に上昇したぞ。
助手
ゲームより友達の方か・・・そうなんですね。でも子供にとってゲームは悪みたいな風潮ないですか?
博士
ああ、世間で言われている「ゲーム×子ども」の認識は因果関係よりも相関関係だ。
博士
データでやっかいなのが、相関関係を因果関係のように結びつけることだ。これはかなり世間に根付いてるので注意したほうがいいぞ。
- ゲームは1時間くらいならOK
- 同レベルの友達と一緒のほうが学力は伸びる
次はその「因果関係と相関関係の違いについて」です。
【要約】相関関係と因果関係の違い

博士
相関関係とは「AとBが同時に起こっていることを意味する」だな。
博士
例えば、「頭の良い子は読書をしている」が「相関関係」で、「読書をしているから頭が良い」が「因果関係」だ。
助手
でも、本当にその可能性もあるかもしれないですよね?
博士
あぁ可能性はゼロじゃないな。だが相関関係に目を奪われると本質を見失うから注意しろ!
博士
学力を上げる効果が本当に読書にあるのか?を見極めないと、意味無いし、時間の無駄になるぞ。
博士
つまり、大切なことは、しっかり因果関係があるデータで判断することだ。
助手
データですかぁ。教育の専門家が話してることをやれってことですね!
博士
残念だが日本ではまだ教育の統計が取れないし、教育を統計学で語る認識すらない。
- 因果関係とは「Aという原因でBという結果が生じた」
- 相関関係とは「AとBが同時に起こっていることを意味する」
次は、「褒めて育てるの誤解」です。
【要約】褒めて育てるの「誤解」
