自分の意見や考え方がいまいち伝わってないんだよなぁ・・・。なんか良い方法ない?
こんな悩みを解決します。
今回は伊藤羊一(イトウ ヨウイチ)「1分で話せ」を解説します。
伊藤羊一さんはヤフー・アカデミアの学長で様々なアクセラレータープログラムのメンターとしてプレゼンテーションの指導をしています。横文字が多くてさっぱり?だと思いますが、一言で言えば「プレゼンのプロ」です。
本書の結論をお伝えします。
自分の主張に対して聞き手を動かすためには、何でもやること
主張の目的は聞き手を動かすことです。
どうしたら聞き手に話が伝わるのか?をきちんと考え、現場で実践して「伝えるスキル」を磨いてきた著者。結果として、2011年ソフトバンクアカデミアのプレゼン大会で2位!孫社長から「プレゼンおもしろいね、任せてみたいね!」と特別にコメントももらっています。
そんな著者の経験をもとに確立した、相手に動いてもらえる「伝える力」を習得できます。それが本書です。
伊藤羊一さんがプレゼンのプロなのはわかったから、その伝えるスキルを具体的に教えてよ!
今回はこんな4部構成でお伝えします。
- なぜ聞き手を動かすためには何でもやる必要があるか?
- 聞き手を動かすためにやることってなに?
- 左脳と右脳の両方に働きかけて相手を動かす方法
- 感想
こんな流れで「1分で話せ」を解説していきます。
\「1分で話せ」の全体感を耳からを掴む!/
なぜ聞き手を動かすためには何でもやる必要があるか?
理由は以下の3つです。
何でもやる必要がある理由
- 聞き手を動かさないと目的が達成しないから
- 人は他人の話を聞いてないから
- 正しいことを言うだけでは聞き手は動かないから
以上の理由から、1分で話せるように話を組み立てて伝えます。1分で話せるように話を組み立てたら話がわかりやすく、頭に残りやすいので、聞き手は内容を理解してくれます。また、忙しい人でも1分の方が聞いてくれる確率は高いはずです。
それでも正論だけでは聞き手は動いてくれません。なので聞き手の感情を動かすことも必要です。
でも、何でもやるって言っても具体的にどんなことをすればいいのか教えてよ!
聞き手を動かすためにやることとは?
聞き手を動かす3つの方法
- 話す
- 資料・写真や絵、動画を使う
- 根回しをする
聞き手を動かしたいなら、その聞き手は「誰か?」そして聞き手に「どうしてもらいたいのか?」を明確に意識します。
話す
1分で話せるように話を組み立てて伝えます。さらに中学生でもわかるような言葉で話します。プレゼン全体を一言で表現できるようなキーワードを加えると忘れられません。
資料・写真や絵、動画を使う
論理的だけでは聞き手は動いてくれないので、イメージしてもらうためにも写真や絵、動画も使います。
根回しをする
例えば、プレゼン前に事前に情報を伝えたり、プレゼン後でも説明不足を補ったりします。
とにかく、聞き手を動かす、相手を動かすこれを明確に意識します。動かしてなんぼ、聞き手が動くためにできること全てをやりきります。
聞き手を動かすことが大事なのはわかったけど、どうすればいいの?
左脳と右脳の両方に働きかけて相手を動かす
左脳も右脳もそれぞれ聴覚(言葉)と視覚(資料・写真と絵、動画)両方の方法があります。
まずは、左脳に働きかける方法から解説します。
左脳に働きかける方法
- 左脳①:話す
- 左脳②:スライドを使う
左脳①:話す
「結論→根拠」の順で話します。
キーワードは「ピラミッドでロジカルにストーリーを考えよう」
具体的に言うと、まず「結論と根拠」をセットで話すのが基本形です。そして「根拠は3つ」がオーソドックスです。注意点は結論と根拠は「意味が繋がってる」必要があります。
さらに、実例を上げて3段ピラミッドにすると右脳に働きかけることもできます。
左脳②:スライドを使う
スライドは、「読まずに頭に入ること」を目指します。
例えば、経済成長と人口減少の表(左)をグラフ(右)に直すとパッとわかります。
こんな感じで資料を加工したのが右のグラフです。そして、必要な情報だけを強調して表示します。
次は、右脳に働きかける方法を解説します。
右脳に働きかける方法
- 右脳①:写真や絵、動画を使う
- 右脳②:言葉で想像させる
右脳①:写真や絵、動画を使う
イメージを具現化する写真や絵、動画を使って直接的に描いてもらいます。関係ない写真は逆に悪影響になります。
右脳②:言葉で想像させる
聞き手にイメージに入り込んでもらうために、「たとえば」を使います。結論→根拠→たとえばの3段のピラミッドで話します。
具体例をあげて補足すれば、よりイメージを湧かせることが出来るからです。
言葉で想像させる具体例:吉野家
吉野家が好きです。(結論)まず、早い。(理由)座ったかどうかのタイミングで、店員さんが牛丼を出してくれますね。(例えば)次に、安い。(理由)今時どこで食べても大抵500円はかかります。(例えば)最後に、うまい。(理由)想像してみてください。おなかがすいた時に、牛丼をかきこんだことを。(例えば)だから、僕は吉野家が好きなんです。(結論)
こんな感じで話すと、1分もかからず吉野家への情熱がとても伝わります。
なるほど、大分イメージも掴めたしわかってきたけど、もう少し実例ほしいなぁ。
最後は、本書のプレゼンシーンの具体例を紹介します。
実践具体例:プレゼンで大切な3つの声
- 声を大きくする
- 声に抑揚をつける
- 声の行先を考える
声を大きくする
声が小さいってだけで伝わってない人が7割
声に抑揚をつける
言葉に意味を込めて表現する
例えば「皆さん」ですが、ずっと働いてきたチーム?地域の仲良しグループ?競合で競い 合ってきたけど、合併により仲間?どういう「皆さん」なのか?
声の行先を考える
聞き手一人ひとりに声を届けるということです。
上記を意識して練習します。練習することでしか伝える力は上達しません。
皆さん、こんにちは!(これからは一緒に業界1位を目指す仲間だ)
今日お話しするのは私が行っているロードサイドの店舗開発の件です。(実際に結果も出ていてぜひ伝えたい企画だ)
このグラフをご覧ください。この施策の実施店とそうでない店舗で大きな違いが出ています。(聴衆の中に入っていって距離を縮めよう)
今のビジネスと一緒に成立するご提案です。いわば『ロードサイド二毛作』です。(一言で覚えてもらえるコピーを作る)
必ず皆さんの店舗にお役に立てる案件です。皆さん、この開発スタイル、せひ覚えておいてくださいね。
「1分で話せ」より
感想
まとめ
は今回は伊藤羊一さん著『1分で話せ』という本について解説しました。超ざっくりで振り返りますと、
- 左脳に働きかけロジカルに話す
- 右脳に働きかけ聞き手にイメージを湧かせる
- 聞き手を動かす為には根回しも必要
こんな感じで、自分の主張に対して聞き手を動かすためには、何でもやることが必要だよって話です!
\「1分で話せ」の全体感を耳からを掴む!/